こんにちは栄養学の講師もやってる しろこ です。
今回は[卵][玉子]についてご紹介していきます。
卵に含まれる栄養素
[脂質][コレステロール][ナトリウム]
[カリウム][糖質][タンパク質][亜鉛]
[カルシウム][鉄][マグネシウム]
[ビタミンA・C・D・葉酸・B6・B12]
などなど
ご存知の通り豊富な栄養素を含んでいます。
[卵]には命を与えるたくさんの栄養素が詰まっています。
卵のネガティブな考え方
「卵の食べ過ぎは健康に良くない」という
ことを聞いたことがある方もいるかも知れません。
もしくは、そう思っている方もいることでしょう。
[高コレステロール][心臓発作誘因][体重増加]
などを引き起こす起因になるなど
具体的な認識の方もいらっしゃいますか?
これらは1913年に
草食動物であるウサギにむりやり
[卵]を食べさせ続けた際、異常値が出たことが
原因で、間違った情報が今でも残っているものです。
これらの事実はありません。
ご説明していきます。
高コレステロールの誤解
[卵]など食事から摂取するのコレステロールを
[食事性コレステロール]といいます。
コレステロールは体内の[肝臓]で合成される[脂質]です。
体内で合成されるコレステロールは
70~80%になります。
逆に食事から摂取されるコレステロールは
20~30%になります。
さらに食事からコレステロールを多く摂取すると
体内の合成は減少し、コントロールされます。
なので、食事によりコレステロールを多く摂取
したとしても、そのまま血中コレステロールが
上昇することはありません。
これは2015年に、厚生労働省が
日本人の食事摂取基準からコレステロールの
上限値を撤廃したことからもわかります。
心臓発作誘因の誤解
コレステロールには2種類あります。
[LDLコレステロール 低比重リボタンパク質]と
[HDLコレステロール 高比重リボタンパク質]です。
[LDL」は脂肪の蓄積の原因となります。
毎日[卵]を食べることで
[LDL]が減少し[HDL]が増加します。
心臓発作とは、心臓付近の血管が詰まり
心臓の機能がマヒすることですが
[LDL](悪玉コレステロール)が血液中に多くなると
血管内の壁面に溜まりやすくなります。
[HDL](善玉コレステロール)は[LDL]を
壊滅させるため肝臓に運び去りやっつけます。
体重増加の誤解
[卵]は食べごたえがあり空腹感を満たします。
食欲を抑え、満腹感を持続させます。
[卵]1個に約5~6gの良質な[タンパク質]が
含まれています。
もっと知ってほしい卵の効果
眼に良い
[加齢性黄斑変性症][白内障]などに
効果があるとされる[ルテイン]が含まれています。
さらに、眼の角膜を守る[ビタミンA][亜鉛]、
眼を紫外線から守る[ゼアキサンチン]が含まれています。
骨の健康維持
骨代謝、骨粗しょう症の予防として
[カルシウム][リン][ビタミンD]が含まれています。
貧血予防として
[鉄]が多く含まれています。
新生児、胎児の脳の発達に効果
[卵]に含まれる[リン]を構成する[卵黄コリン]は
食品の中で最も[脳]に届きやすい栄養素です。
[コリン]を摂取することで[記憶力]などに関係した
神経系統物質[アセチルコリン]が作られます。
さらに
[卵黄コリン]を[ビタミンB12]と合わせて摂ることで
アルツハイマーや認知症の改善に効果があります。
[卵]には両方含まれています。
卵の寄り道話
スーパーに売られている[茶色い卵][白い卵]
この2つの違いは。
ご存知の方も多くいらっしゃるかも知れませんが
栄養価としての違いは全くありません。同じものです。
では、なぜ。
これは、ニワトリの色の違いです。
茶色い羽根の親鶏は[茶色い卵]を
白い羽根の親鳥は[白い卵]を産みます。
なぜなら[卵]を外敵から守る際に
羽根と同色の方が都合がいいからです。
※他色の場合もあります。
もう1つ寄り道話
【ふるさと納税】定期便!放牧卵30個×6ヶ月【甲斐B-24】
[ゲージ飼い]の鶏ですが
日本では採用されていますが
ヨーロッパ全土で全面禁止されています。
それに対し[放牧飼い]をしている鶏の[卵]は
味も栄養価も段違いに高いです。
もちろん価格もスーパーのものとは違います。
まとめ
[玉子][卵]は誤解している人もいますが
1日に何個食べても問題ない[スーパーフード]です。
もちろん片寄った食生活は、全てに当てはまるので
ご注意ください。
もう1つ[卵]の食べ過ぎで[卵アレルギー]を
発症した例もあるのであわせて注意が必要です。
ですが、今までの誤認識である
1個までや3個までのようなことはありません。
この記事は栄養学講師の しろこ が
体質改善、健康、ダイエット、サプリのおすすめをテーマにご紹介しています。